工房織座に行ってきたぁ〜!
GW放浪日記の最終は工房織座。
放浪旅と言いつつ、食うわ・買うわで、結果的に泊まるところだけ行き当たりばったりの小旅行だった。そんな旅で一番思い出に残ったのは「工房織座」に行ったこと。
コンビニで見かけた四国旅マガジンGajA[ガジャ]で紹介されていた工房。
既に様々なメディア等でも紹介されている。
マフラーやストールを中心に織物製品を製造・販売されている。
紹介ページの「武田さん」の笑顔と掲載写真の色合いが印象に残っていた。
駐車場に車が数台あったので先客もいる様子。きっと女性客だろうなぁ...。
女性向けの商品が多いので当然だが少し気恥ずかしい...。
でもネクタイ以外のマキマキ系は好きだしなぁ...。
と、思ってるとドアがスーッと空いた。
お店の方が「どうぞ」と優しく招き入れてくれた。
少しだけ緊張気味にお店に入った。
店の中には綺麗な色合いと素晴らしい織物で作られた商品が並べられている。
後ろから「どちらから来られたんですか?」の声。
振り向くと「武田さん」の顔があった。
少しだけ緊張がほぐれた。
私が商品を手に取ると「武田さん」は商品の織り方や特徴などを親切に教えてくれた。キャップは解くと筒状になっている。しかし、どこにも結合部分がない。特殊な織機で作ると、結合部分や端など縫製せずにできるらしい。収縮性はあるがゴムは使用していない綿100%だとか...。
熱く語ってくれる「武田さん」の説明は決して押し付けがましくなく、ただモノに対してだけ。そんなモノが悪いはずはないと思った。織り方や綺麗な色合いだけでなく、使い方のバリエーションも提案してくれている。
スラブコットンキャップという優れモノの帽子とチョットコレ・ジーンズというジーンズ糸で織られた小っちゃいマフラーを買った。もっと欲しかったが我慢した...。
支払いを済ませるとお嬢さんが「良かったら工場を見て行きませんか?」¥と声をかけてくれた。
「えっ、見られるですか?是非!是非!」
工場には製作途中?のマフラーやストールが掛けられている。
そして様々な旧式の織機が並んでいた。いづれも現役選手らしい。
豊田佐吉によって昭和初期に作られた豊田式織機は、全国から4台集め使用できる部品を利用し2台を復元・改良したそうだ。
工場の中では織機の説明だけでなく、モノづくりに対しての思いも聞かせて頂いた。現代の安く短期では儲かるかもしれない「大量生産」ではなく少量でも良いモノを作る。工場は残業もなく休日もしっかりとる。と...。
商品を二つしか購入しなかったのは「大量消費」をやめるため(汗)
大事に使い、洗濯しよう。色落ちしても、それを風合いとしてゆきたい。
季節の変わり目にはまた新しい商品も並ぶだろう。
また「武田さん」に会いに行きたいと思う。
工房織座|ホームページ
あっ!言うの忘れてた。。。 私も「武田」でした(汗)