RICOH GRのファームウェア アップデートをしてみた
20130913121853 Photo by stake_zou
RICOH GRのファームウェア アップデート2.03が公開されたので早速アップデートしてみた。
最近では他メーカーも当たり前にファームウェアのアップデートはある。RICOH GRシリーズの場合、機能向上や機能拡張はユーザーの声を反映したアップデートだと思う。『GR』をひとつのブランドとして育て上げてきた開発チームの素晴らしいところだと思う。
アップデート内容
機能拡張内容
- 絞り開放時のシャッタースピードが、最高1/2500秒まで設定できます。
- 再生モード起動時、撮影モードへの切り替えが可能になります。
- クロップに、47mm(35ミリ換算)が追加されます。
- Pモードで、開放優先のプログラム線図選択が追加されます。
- [シャッターボタン確定]が追加されます。
- [Eye-Fi RAW 転送]が追加されます。
- [Eye-Fi選択画像送信]で、画像送信中に、残り枚数が再生画面に表示されます。
- [Eye-Fi選択画像送信]で、フォルダー番号が200以上の画像も転送できます。
変更内容
- Exifタグ「画像入力機器のメーカ名」が"RICOH IMAGING COMPANY, LTD."になります。
- フォーカスを「マルチAF」に設定した状態でのAFLはスポットAFになります。
- ダイナミックレンジ補正を「強」にして撮影したRAWファイルを、カメラの「RAW現像」機能でダイナミックレンジ補正「強」の設定で現像する際の、暗部の画質を向上しました。
- カメラの「RAW現像」機能で、明るさ補正と周辺減光を組み合わせて現像する際の画質を向上しました。
- 画像確認時間を「HOLD」に設定しカスタムセルフ撮影をする場合、設定した撮影間隔で自動的に次コマ撮影するようになります。
- 画像設定「スタンダード」で撮影した画像を、詳細情報表示モードで再生するとスタンダードのアイコンが表示されます。
- 一部シーンでのホワイトバランス「マルチパターンAUTO」の色再現を向上しました。
- DNGファイルに設定されているColorMatrixを改善しました。
- ISO感度が1600から3200、ノイズリダクション設定を弱・中・強・AUTOで撮影した場合の画質を向上しました。
- Eye-Fi選択転送時の安定性を向上しました。
アップデートの覚書
20130831114907 Photo by stake_zou
RICOH GRの場合、本体設定のメニューからアップデートすることができる。素晴らしい!(GRDⅢの場合、Fnボタンや矢印、マクロボタンを押してバージョン確認やアップデートモードにするしかなかった)
でも少し手こずった...
- SDカードにコピーしようとするとエラーが...
パソコンにダウンロードしたファームウェアをSDカードにコピーしようとするとエラーが出てしまう。Eye-Fiカードがダメなのか?別のSDカードでやってもエラーが出てしまう。
カメラからSDカードを取り出しMacBook Proに直接差込んでみると、無事にコピーができた。
ケーブルが悪いのか??? - バッテリーの残量不足?
早速、アップデートしようとすると、電池の残量が足りないためアップデートできない旨の表示が...。
本体側では電池残量は一つだけ減った状態。バッテリーをカメラから取り出し10分くらい充電。再びアップデート作業。無事アップデート完了した(汗)
表示と実際の残量に違いがあるのかな???
少しだけ戸惑ったけど無事にアップデートを終えた。
やっぱり良いね!
20130913115551 Photo by stake_zou
様々な機能の追加や拡張がされたが、個人的に良かったのは
[シャッターボタン確定]
ADJレバーやズームレバーで露出を変更した時などにシャッターボタンで確定できる機能。過去のGRシリーズではできたコト。発売当初より不満の声も大きかった。従来のGRユーザーにとってはバグ修正の領域。スナップシューターの異名をとるRICOH GRシリーズには必須の機能。実装されて嬉しい!
Pモードでの開放優先のプログラム線図選択
これも発売当初より言われていたコト。Pモードでは絞りがF4.0になることで多くのユーザーからは疑問の声も多かった。個人的にはRICOH GRになってから新しく追加されたTAvモードを多用するようになっていた。(従来、GRDシリーズはユーザーはPモードかAモードの利用が多かった?私はPモード派だった)
従来のGRシリーズとは違い、大型センサーの搭載でボケも魅力のRICOH GR。Pモードでの絞り開放ができなく戸惑ったユーザーも多かったと思う。設定で選択できることは良いとだと思う。個人的には、Pモードは従来のGRDのつもりで設定は変えないつもり。
クロップに47mm(35ミリ換算)が追加。
RICOH GRは単焦点レンズ。過去にはデジタルズーム機能もあったが、単焦点の潔さが好き。当初よりあった35mmクロップも良い感じだった。50mm近くの47mm搭載は嬉しい。
ただ、所詮はクロップ(トリミング)。画質Sと同等になる。常用はしないかもしれない。でも画角が変わるということは目線も変わる訳で気分的には良い感じ!
Eye-Fi選択転送時の安定性を向上
選択送信もスムーズになってGood!!
全てを実感はしてないけど、今回のアップデートは良い感じ!
また写真を撮るのが楽しくなってくる。
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