えすたけ日記

徒然日記

「ことり」と「アサヒ」〜うまいモン 6,7軒目〜

ん?って感じのタイトルですが、今回は松山名物の鍋焼きうどんのお話です。


松山名物 鍋焼きうどん


お隣の香川県は「うどん県」と言われるくらいうどんが有名なのは誰もが知っていますよね。でも、松山で「鍋焼きうどん」の名物料理なのはあまり知られていないような気がします。実際は鍋焼きうどん発祥の地でもあるんですよね。イリコの効いた甘めの出汁で、柔らかい太麺が特徴でしょうか。

個人的にはコシのあるしっかりしたうどんより、柔らかめのうどんが好きなので鍋焼きうんどは大好きです。今回はそんな鍋焼きうどんで有名な2軒のお店をハシゴしてみようと思います。


このお店、どちらもすぐ近くにあります。場所は松山市のアーケード街「大街道」の裏通りにあります。
大街道界隈は昭和感が漂うアーケード街。ガチャガチャした街より、こんな雰囲気が好きです。きっと年齢のせいかもしれません。


ことり


昭和24年創業のお店。こじんまりした昭和感のあるお店です。10時の開店時間に行ったのですが、すでに2人の先客。



メニューは「鍋焼きうどん」と「いなりすし」の二つだけ。今回はハシゴするので鍋焼きうどんだけを注文しました。


お勘定は運ばれてきた時点でお支払いです。


あまり待つことなく運ばれてきましたよ。の鍋とレンゲ、こういうの好きなんです。


なんでもかんでものっけた「鍋焼きうどん」じゃなくて見た目も良いです。お肉に蒲鉾、揚げにネギ、卵焼き。シンプルです。

イリコがしっかり効いていて、ほんのり甘い。砂糖やみりんは使わないらしいから愛媛独特の甘みのある醤油と出汁で煮込んだお肉の甘味でしょうか。優しい味です。麺は太麺ですが、柔らかくて少しモッちと感。好きな感じです。男性だと量的には少し物足りないかもしれないので、「いなりすし」と一緒に食べるのが良いかもしれません。

以前、大阪で食べた「千とせ」の肉吸いを思い出しました。二日酔いの次の日には最高かも。



アサヒ


「ことり」さんを出て少し歩くと「アサヒ」さんに到着。ほんと目と鼻の先です。お腹が落ち着く間もありません(笑) こちらは昭和22年創業で「ことり」さんより少し先輩。こちらも昭和感のあるお店です。


メニューは「鍋焼きうどん」と「鍋焼玉子うどん」「いなりずし」の3つ。「鍋焼玉子うどん」を注文しました。 こちらも運ばれてきた時点でお支払いです。


こちらもアルミ鍋。良いなぁ。


やっぱり卵が入っていると嬉しい! こちらは「ことり」さんより甘めですが、嫌な甘さじゃないです。
どちらかひとつだけ選べと言われたら、甘いものが苦手な私は「ことり」さんを選ぶかもしれませんが、この甘さはまた食べたくなるような癖になる味で、良い感じです。



今回は2軒をハシゴしましたが、ちょうど良い満腹感です。

松山では「ことり派」か「アサヒ派」って言われるらしいけど、どちらもホントに美味しい。そして優しい味でホッとする感じです。急に寒くなってきたので、あの鍋焼きうどんの味が恋しいです。

ではでは!